みちのくプロレス/2008.2.17/東京・新宿ＦＡＣＥ④

みちのくプロレス/2008.2.17/東京・新宿ＦＡＣＥ④

◎第4試合　「Ｍ-１２」東北ジュニアヘビー級王座次期挑戦者決定戦
　時間差バトルロイヤル(12人参加)
　○ザ・グレート・サスケ〔3〕(27分16秒　オーバー・ザ・トップロープ)佐藤　恵●
【退場順】※○数字
　①気仙沼二郎〔7〕、②佐野　直[国際]〔4〕、③しばてん〔11〕、④南野タケシ〔10〕、⑤日向寺　塁〔6〕、⑥ラッセ〔8〕、
⑦野橋真実〔5〕、⑧景　虎〔9〕、⑨フジタ“Ｊｒ”ハヤト〔12〕、⑩佐藤　秀〔1〕、⑪佐藤　恵〔2〕
※〔数字〕は入場順(1分30秒ごとに選手が入場)
★前日(当日)夜の飲み会でサスケ選手は「絶対優勝します!!」と約束してくれた。そんなサスケ選手を応援すべく,試合前から相当な気持ちを込め試合に望んだ。
しかし,普通に考えればサスケ選手の優勝はかなり厳しい状況。宿敵佐藤兄弟はハヤト選手を優勝させようとし,ハヤト選手と三人がかりで戦うだろうし。他の選手達だってサスケ選手の首を獲れば美味しいことこの上ない。そんな四面楚歌の状況下でサスケ選手が正義のヒーローばりに約束を守れるのか...。
いや数々の奇跡を起してきたサスケ選手なら出来るはず!! そう思いサスケ選手を信じてサスケ選手に声援を送るのだった...。
毎年恒例となったＭ-１２だが,最初の頃は「バトルロイヤルで挑戦者を決めるなんて」と思っていたが,年々充実される内容にそんな気持ちは無くなりＭ-１２を楽しみにするようになっていた。今回のＭ-１２は参加12選手が全て発表されていたので,サプライズは無かったが...。無いはずなのに入場順でサプライズ感を出したのは素晴らしすぎた。
一人目は秀選手。続いて流れてきたのは...最近の佐藤兄弟+ハヤト選手の入場曲(ドリーマーズの広瀬選手と同曲)。てっきり悪のハヤト選手の入場曲かと思いきや出てきたのは恵選手(どうやら恵選手の入場曲のようだ)。そしてリング上には佐藤兄弟が...やるのか兄弟対決？観たいぞ兄弟対決!!
と思う俺らの気持ちはもちろん届かず「やるかよ馬鹿」と言い佐藤兄弟は仲良く控え室へ消えていった。戻ってきた佐藤兄弟はバケツにいっぱいの水爆弾を仕込み客席に水爆弾を投げまくる。 2月の東京と言っても外はかなりの寒さ...たかが水だが,観客は恐怖のズンドコに突き落とされる。
さらに客の飲み物を強奪し吹きまくったり暴れまくる佐藤兄弟。「そんな悪は許さない!!」とばかりにサスケ選手が三番目で登場!!
が...世の中そんなに甘くない。佐藤兄弟に急襲され宇宙戦争マジョスティック１２ヴァージョンが勃発した。散々いたぶられリングに上げられると佐藤兄弟がビニール袋から何やら取り出す...お!! 手には冷凍毒餃子があっ!! 時事ネタでガッチリ客の心を掴んで離さない佐藤兄弟のクレバーさは凄い。サスケ選手は中国産？冷凍毒餃子のメタミドホスの影響で佐藤兄弟の攻撃になすすべなし。
戦場は場外へ移されこれ以降リング上で三選手を観るのは相当後の事になる。我々は目撃できなかったがサムライＴＶの映像で観る限り,サスケ選手は冷凍毒餃子を初め色々なものを喰わされていたようだ。しかし,そんな毒がサスケ選手に効くのかな...
その間もリング上ではＭ-１２続行中...ながら選手不在のリング。そこに四番目で登場したのは佐野選手だった。客席からのブーイングにも負けず五番目の選手を待つ佐野選手の精神力は流石だ。
その後野橋選手・日向寺選手・沼二郎選手・ラッセ選手が登場。どんな時もリング下に蹴落とされそうになっていた佐野選手だが,見苦しいまでの脅威の粘りで生き残っていた。さらに沼二郎選手と手を組んだと思わせコーナーから突き落とす姑息な手で客のヒートを買う。残念ながら中盤までのリング上の主役は佐野選手だった(笑)
続いて景虎選手が登場しリング上の選手を一掃。その動きと躍動感と力強さは最高だった。
10番目に登場した南野選手は速攻で佐野選手をリング下に突き落とす。ここまで粘った佐野選手は天晴れだったかな...残念だけど(笑)
11番目はしばてん選手。プロレスのリングやルールも慣れたようで,甲羅アタックで大活躍...がロイヤルランブルのルールは理解してなかったようだ。宇宙戦争マジョスティック１２ヴァージョンを行っていたサスケ選手がリングに帰還。その手にはきゅうり!! そのきゅうりを使いしばてん選手を操りコーナーのしばてん選手がリング下へ投げ落とされたきゅりを追っかけ失格。所詮妖怪は妖怪だったのかな。
一番有利な最後に登場したのはハヤト選手。義経戦をぶちあげた自己主張や佐藤兄弟の協力,最後の登場とハヤト選手が優勝する可能性が非常に高い事になった。
リング上では佐野選手を排除したおかげで高度な攻防が繰り広げられた(笑)。南野選手・日向寺選手が失格になると残るは7選手。
エプロンで動きが止まったサスケ選手を除いた6名がさらに高度な攻防を魅せていく。まさに正規軍vsルード軍の6人タッグのような様相に客席のヴォルテージも上がる。が...一つの目的(ハヤト優勝)の為に結託したルード軍は強かった。ラッセ選手・野橋選手・景虎選手を次々失格に追いやる。そして残ったのは4選手。
リング上はサスケvs秀＆恵＆ハヤトの1対3ハンディキャップマッチの様相に。アントニオ猪木選手も国際プロレス相手に1対3で勝てなかった。石川雄規選手もコンプリート・プレイヤーズ相手に1対3で勝てなかった。どんなに凄い選手でも,どんなルールでも1対3で勝つってのは奇跡みたいなものなのだ。けれども俺達はサスケ選手の勝利を信じて声援し続けた。
リング上ではルード軍にボコボコにされるサスケ選手。反撃し掴んだ千載一遇のチャンスはラダーを持ち込み逃してしまう。それでもサスケ選手は諦めなかった。
なんとかハヤト選手を墨汁霧の誤爆を誘い奈落式ブレンバスターで失格に追い込み1対2の状況へ持っていく。再び訪れたチャンスだったが,今度は場外にラダーを設置しセントーン・アトミコを自爆。「遅せえんだよ馬鹿!!」と罵られ再び窮地に追い込まれる。
佐藤兄弟がサスケ選手を踏み潰すべくＷフットスタンプ狙いでコーナーに上がった。その時だった!! サスケ選手が死の淵から蘇りコーナーに駆け上がる。コーナー上での押し問答の末,サスケ選手はドロップキックを佐藤兄弟にまとめて放つ!!
これで秀選手が失格したが,恵選手は場外のラダーに飛び乗りギリギリ生き残る。ここでサスケ選手が脱兎のごとく走り出し,ラダーごとサスケスペシャルver.2.8でぶっ飛ばす。そして恵選手も失格しサスケ選手が奇跡の優勝となった!!!
結局冷凍毒餃子ではサスケ選手はやられなかった。毒をもって毒を制する作戦は,サスケ選手の毒の方が勝った...メタミドホス程度じゃね。
リング上では嬉しさを体全体で表すサスケ選手。客席はそんなサスケ選手に大きな拍手を送った。マイクを握ったサスケ選手が嬉しさを爆発させる。が...おさまらないルード軍が挑発する。
「こんなんで勝ったと思うな!!」と挑発する佐藤兄弟。「まだまだ宇宙大戦争は終わらないぞ!!ハヤトも入ってくるか？」と逆に挑発するサスケ選手。そんなサスケ選手に「やってやるよ!!」と喰らいついたハヤト選手。若い才能も取り込み宇宙大戦争は益々戦場を広げていきそうだ。
それにしてもサスケ選手はスーパーヒーローです。「優勝する」って...約束通り優勝してくれました。圧倒的不利な状況の中本当に凄い...なんかすげえ感動しました。
口だけの大人や政治家が多い中サスケ選手は本当に凄い!!素的!!カッコいい!! 子供の夢をかなえるスーパーヒーローばりでした。ウルトラマン以上のスーパーヒーローっぷりです。やっぱラベルが違います....サスケ選手が大好きだッ!!