みちのくプロレス/2008.06.20/東京・後楽園ホール⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 ●野橋真実(11分13秒 猛虎原爆固め)タイガーマスク[新日本プロレス]○
★内容的にはこの日一番の試合となった野橋vsタイガー戦。 後楽園大会では唯一の現在vs過去の遭遇...この後の東北シリーズでは結構組まれてるけど。
俺は今のみちプロに想い入れが相当出来ている。 みんな頑張って良い試合を一生懸命魅せてくれるし,何より彼らが頑張ってるからこそみちプロが存続してるのだから。 だから過去も大事だけど,現在のみちプロの方が今は好きだし応援したい。
そんな現在のみちプロの中で一番みちプロを愛し想い入れを持っているのはファン目線からいったら野橋選手であろう。 選手間や裏の事情なんて俺みたいなファンは知るよしもないのでね。
OOGAMANIAを成功させ,いつも全身全霊を掛けた熱い試合を魅せてくれる野橋選手。 そんな野橋選手を応援した(かつてはみちプロタイガーが好きで好きで「俺のタイガー」って勝手に言うほど好きだったのにね)... けど「ノスタルジックツアーだからタイガー選手への声援の方が多いかな?」 と思っていた。 しかし,試合が始まる前から野橋選手への声援が集中した...みんな思いは一緒...いや一緒ではないだろうが, 少なくとも野橋選手への信頼や期待は似ているのだろう。
そんな期待に応えるべく野橋選手はこの日も全身全霊を掛け熱く戦ってくれた。 現在のみちプロを背負い,過去と戦った...いや現在vs過去なんてもんではなく,野橋vsタイガー戦という極上の戦いだった。
昨年はふく面ワールドを制覇したタイガー選手と,マスクを被り参戦し日本予選で敗退した野橋選手...どう観ても格の差があるに決まってる。 さらに野橋選手は日本最小レスラーなのだ...けど,そんな格や体格の差はあまり感じなった。
確かにタイガー選手は強かったが,野橋選手だって負けてなかった。 その代償が数試合出場停止になるほどの膝の負傷(後に判明)とは言え。 本当に野橋選手は凄かった。 序盤の奇襲では場外での大金剛輪陀羅尼まで魅せた。
手厳しい攻めを魅せるタイガー選手の猛攻を耐え,チャンスを待ち...そのチャンスを生かし攻め立てる。 伝説の拝みケブラーダまで飛び出した。
しかし,最後はタイガー選手が猛虎原爆固めで勝利した。 結果から見ればタイガー選手の完勝だし,どう見てもタイガー選手の方が強かった。 けどそれ以上の感動や興奮を野橋選手は俺達にくれた。
試合後タイガー選手が野橋選手を自力で立たせ称えた...なんとも言えない感動があった。 その時,かつてのエースから野橋選手へ何かが受け継がれた気がした。 これからの野橋選手と,現在進行形のみちプロが俄然楽しみになってきた!!
野橋選手感動をありがとう!!


気合十分の野橋選手


タイガー選手里帰り


奇襲に成功した野橋選手


重い蹴りが容赦なく襲う


首四の字固め...こういったとこが実に上手いタイガー選手


強烈なカヴァージョ




延髄斬り


拝みケブラーダ




拝みダイビング・ヘッドバット


腕固め


雪崩式ダブルアームは一度は阻止


雪崩式ダブルアーム・スープレックス


チキン・ウィング・アームロック


真実一路


ツームストン・パイルドライバー


フィニッシュは,タイガーSH


タイガー選手の勝利


試合後

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