みちのくプロレス/2009.08.29/東京・新木場1st RING⑦

◎第7試合 「鉄人」公式リーグ戦 15分1本勝負
 ○【14点】フジタ“Jr”ハヤト(10分57秒 体固め)ラッセ【5点】●
 *ヘルム
※フジタ“Jr”ハヤトが「鉄人」優勝!!
★メインはひじょう重要な試合となった。
セミでサスケ選手が勝利し勝ち点13で単独首位にたつ。 この時点で優勝の可能性が残っているのは勝ち点13のサスケ選手と,勝ち点12のハヤト選手。
ハヤト選手が勝てば,すんなりハヤト選手の優勝。ハヤト選手が負ければサスケ選手の優勝。 リングアウトだと無得点試合となりサスケ選手優勝。 時間切れ引き分けだと両者勝ち点が並び時間無制限1本勝負で優勝決定戦が行われる。
この事がアナウンスされると,優勝決定戦への気運が高まる場内。 昨今の主流となりつつあるエンタメ路線なら確実に優勝決定戦が行われるだろう。
けど,ここは“みちのくプロレス”。
激しい試合も楽しい試合も笑える試合もあるけど,いつも核には“戦い”がある。 だから俺は優勝決定戦にならない事を願い,ハヤト選手を応援した。
王者として臨んだリーグ戦で,絶対優勝を目指すハヤト選手。
一方のラッセ選手は,夏は絶好調なはずなのに今年は絶不調...冷夏の影響もあるのか,勝ち点は5と寂しい状況。 更に九龍入りを勧誘されている状況での一戦。 自身の優勝は無いものの,優勝を決める一戦だけにラッセ選手も持てる力を余す事無く発揮した。
しかし,ハヤト選手は強かった。 掟やぶりのK.I.D.でもジャガラギでも勝利を奪えないラッセ選手。 ならばと二発目を狙うが,あっさり蘇生し反撃に移るハヤト選手。
マバタキは一瞬ドキっとしたが,それ以外は終始安心して観ていられる安定した強さを魅せる。 王者として優勝しなければいけないプレッシャー,優勝決定戦を期待する会場の雰囲気からのプレッシャー... その他諸々のプレッシャーを跳ね除け躍動するハヤト選手は強いだけではなく美しかった。
最後はヘルムを連発しハヤト選手が勝利した。 不完全なヘルムの後に完全版をしっかり叩き込んだあたりに大きな成長を感じた。
東北ジュニア王者としてハヤト選手は見事な優勝を飾った。
おめでとうハヤト選手!!そして,ありがとうハヤト選手!!
あなたのおかげでプロレスを信じれます!!


ラッセ選手


ハヤト選手


東北ジュニアヘビー級のベルトをかかげる










強烈な打撃が襲う


ジャガラギ


ジャガラギ二発目は阻止


掟破りのK.I.D.


本家K.I.D.


マバタキ


変形バックドロップ


ヘルム


フィニッシュは,走りこんでのヘルム


ハヤト選手が『鉄人』優勝

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