みちのくプロレス/2010.02.13/東京・新木場1st RING①

◎第1試合 20分1本勝負
 ●剣 舞(10分10秒 片エビ固め)ベアー福田[FREE]○
 *ぷるぷるベアー
★第1試合は久々に登場の福田選手と,今年は飛躍の年にした剣舞選手が対戦。
両者の体格差は大人と子供程の圧倒的なもの。 誰の目にも福田選手の勝利は確実だっただろう。
そんな中で剣舞選手が何を魅せ,何を残せるか。
序盤は両者共に真っ向勝負。
体格で劣る剣舞選手には,すかしたりする戦法もあっただろうが,あえて真っ向勝負を挑むところに, みちプロで戦って来た誇りを感じた。
しかし,当然ながら福田選手のパワーに押されまくる。 中盤,終盤に入っても福田選手の有利には変わりなかった。
圧倒的なパワーを発揮しつつ,細かな所をキッチリおさえて来られては...片エビ固めの押さえ込み方なんて, 相当体力を消費しなきゃクリアー出来ないほどだったからね。
けど,今回の剣舞選手は一味違った。 機動力を活かし翻弄するや,渾身のプランチャ・スイシーダ等で体ごとぶつかっていく。
そこで出来た少しの隙を丸め込みでつく。 が,体格差ゆえにキレイに丸め込めない。
ここで失笑が起こる...俺は笑えないけどね。 一生懸命やって,技が崩れてもいいじゃないか。 技が崩れても強引に力いっぱい押さえ込んでいった剣舞選手...そういった姿に感動した。
大きい人間相手に簡単にキレイに技が決まるプロレスよりも,ボロボロでも一生懸命 立ち向かうプロレスの方が好きだ。
昨今は客が技の失敗を笑ったり「あ~」とか「え~」とか言う姿をよく目にするが, 正直胸糞悪い。 「じゃあお前がやってみろ!!」なんてレスラーは言わないだろ。
キレイな技で繋ぐプロレスが観たければ,そういったとこへ行けばいい。 同じようなメンバーでもリングが代われば,そういった姿観れるっしょ?
けど,ここは誇り高きみちプロのリング!! だから剣舞選手は久々参戦の福田選手に負けまいと闘った。
最後は福田選手がいつもより多目に廻しております的なぷるぷるベアーで圧殺勝利した。
結果的に福田選手の圧勝だったが,俺の中では圧勝の言葉以上に実のある一戦だった。


久々参戦!


福田選手


剣舞選手


圧倒的体格差


ハンマーロック...キチンと手首を捻る


ショルダータックル合戦


逆片エビ固め


渾身のエルボー


串刺しエルボー


コーナー最上段からのプランチャ・スイシーダ


ランニング・エルボー


力一杯丸め込む


空中首絞め落しはこらえられる


フィニッシュは,ぷるぷるベアー



BACK