みちのくプロレス/2010.02.13/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ②

みちのくプロレス/2010.02.13/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ②

◎第2試合　30分1本勝負
　気仙沼二郎＆大柳錦也vsヤッペーマン１号＆ヤッペーマン２号
　●沼二郎＆●大柳(19分45秒　今週のビックリ!!ドッキリ!!クラッチ)１号○＆２号○
★第2試合は前タッグ王者組の沼二郎＆大柳組と,タッグ屋のヤッペーマンが対戦。
どちらのチームとも東北タッグ挑戦を視野に入れ負けられない一戦。
試合は両チームのスタイルの違いが交わらず,互いに主導権を争う一戦に。
前タッグ王者組は,間やクラシカルな動きで腰をどっしりすえて闘うスタイル。対するヤッペーマンは機動力を生かし,華麗な技で試合を構築させていくスタイル。個人的な好みでは前王者組みの方が好きだし,ヤッペーマンの試合は正直小手先の技に頼りすぎって感じで,あまり好きではない。
が,どっちが良いか好きかは人それぞれ。こういった対極的な対戦もプロレスの面白いところ。
いわば難しい試合だったのだが,追い討ちをかけるように会場のコンディションも悪かった。何せ気温が低すぎて,客もなかなか盛り上がれない。客が盛り上がってこそのムーブも沢山あるヤッペーマンだけに戦い辛かっただろうし,更に正規軍対決ってのも難しさに拍車をかけた。
そういった中で両軍は噛み合わないながらも激しい攻防を繰り広げた。
そこに沼二郎選手という存在があったのも大きいだろう。みちプロを縁の下で支えて来た底力は伊達じゃない!! 観てる方も沼二郎選手がいる事で安心感を得る事が出来る。尻攻撃を笑われても,くしゃくしゃの顔で立ち上がっても,沼二郎選手が魅せる闘いは,みちプロには絶対なくしちゃいけない物が詰まっている。
だが,会場は気温の低さゆえに最後まで盛り上がり切れず。
最後はヤッペーマンが二人がかりで二人まとめてフォールし東京での初勝利を挙げた。
前王者コンビを倒したのは何気に凄い事だし,彼らがやって来た事が実を結んだ瞬間だっただろう。
試合後はヤッペーマンが念願の「ヤッペー！ヤッペー！ヤッペーマン!!」で締めた。
しかし,ヤッペーマンは「みちプロの正義は俺たちが守る」と言ってるが...悪だな(笑)。