みちのくプロレス/2010.10.23/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ②

みちのくプロレス/2010.10.23/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ②

◎第2試合　究極龍，陸奥新木場降臨　30分1本勝負
　ウルティモ・ドラゴン[闘龍門]＆ラッセvsヤッペーマン１号＆ヤッペーマン２号
　●ラッセ(9分59秒　オクラホマロール)ヤッペーマン２号○
★九龍に三連勝し二人旅を優勝し,更に東北タッグ王者になったヤッペーマンが新木場の平和を守る為, 再び東都に出現した。
一回りも二回りも成長したであろう彼らへの期待は,対戦相手の世界的スターよりも大きかった。
残念ながら腰にベルトは巻いて来なかったが,肩にしっかりベルトを掛けヤッペーマンが登場。王者になった姿に今までで一番の声援が集まる。
対するは,九龍のボスとラッセ選手の完全上下関係師弟タッグ。今までの力関係を考えたら,ヤッペーマンが勝つ確立は低かっただろうが,東北タッグ王者なのだから, もうそんな事では良い訳が無い。
たとえ九龍のボスだろうが,ほとんどの選手の師匠であろうが負けてはならない。そういったものを背負い,更に師匠という重圧に果敢に挑むヤッペーマン。
流石にワルティモ選手への攻めはガッチリ踏み込んで行けない感じだったが,ラッセ選手には全くひけを取らなかった。
だが,悪の連携に1号選手が長く捕まる場面も。そんな時は世界一の1号選手のファンが熱い激を送る...それは2号選手。
相変わらず2号選手の激や応援は熱くて素晴らしい!! 動きも人気も抜群だし,東北ではどうだか知らないが,東京での2号選手人気はうなぎのぼり。
とにかく王者として強さを増したヤッペーマンに負ける事なんてありえなかった。相手は勿論,師匠との関係とも戦わなければならないラッセ選手と,魅せ技中心のスーパースターモードのワルティモ選手になんか絶対負けない...ラッセ選手は,この試合でも抜群の上手さを魅せていただけに,今の立ち位置は勿体無いなあ。
最後は2号選手がオクラホマロールで丸め込み勝利した。
九龍興行だからか？相手が弱かったからか？試合後のヤッペーマンは,いつもの掛け声はやらなかった。だが,堂々と花道を引き上げる彼らの姿に,以前の勝てない正義のヒーローの姿は無かった。