NEO/2006.5.31/東京・北沢タウンホール④



◎第4試合 ブルーゾーン公式戦 30分1本勝負
 ○井上京子(7分57秒 裏アキレス腱固め)タニー・マウス●
★急遽セミ前になった京子vsタニー戦は素晴らしかったです。先に入場したタニー選手が,京子選手の入場の時に何かごそごそやっておりました...ターンバックルを外しています。これに僕は「コーナー攻撃を強烈にするのか」と思いました。が...やはりプロレスラーってのは凄いです。ターンバックルどこかロープを外しにかかりました。しかもセコンド総出で(ジャッジの皆さん&伊藤こーへー氏まで)。リングはロープが全て外され,なんとなく天下一武道会のような雰囲気でした。とにかく,ここから凄いノーロープマッチが行われるのです。タニー選手は京子選手の痛めている?右足に集中攻撃。そして,アキレス腱固めでタップを迫ります。京子選手はたまらずロープエスケープを試みるもロープが無い!!おおおお!!その後もタニー選手の猛攻は続きます。しまいにはロープ絞首刑まで。さらにアンクルホールドで追い込むも奇跡が。京子選手がリング下のロープを掴みエスケープ成功!!おおおおお!この後も頭を使った両者のプロレスにKOされました。お互い得意技を異質な光景で展開します。これが新鮮そのもの。タニー選手の「フー」は,むしろいつも以上の疲労度があったでしょうが(リング下に降りてから折り返す)。ロープが無いだけで普段のプロレスと全然違います。ただ,それだけでは観れるものにはなりません。やはり両者のプロレスセンスのたまものなのだと思います。最後は京子選手が裏アキレス腱固めでタニー選手を追い込みます。なんとかロープエスケープしたいタニー選手でしたが...ロープが無い!なんとも間抜けなタニー選手は無念のタップアウト。まさに自業自得。さらにタニー選手に追い討ちが。実は井上選手が痛めている足は左足で,右足のテーピングはダミーだったのです。まんまとしてやられていたタニー選手は悔しがりながら退場するのでした。いや~面白かった♪前代未聞であり,プロレスの可能性をまた一つ魅せてくれた試合だったと思います。プロレスはまだまだ試合だけで,色々表現できるんだと自信がもてました。真のレスラーは金をかけなくても,素晴らしいエンタメが出来る!!鍛えた肉体とプロレス頭があればスキッドなんかいらないのです。なんかスゲエ勇気を与えられました。さらにプロレスへの誇りが深まりました。両選手に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう!!


京子選手の入場時...タニー選手がなんかやってます


タニー選手が奇襲

セコンド総出でロープを外す

外す外す

みんなで外す

ノーロープリング完成


アキレス腱固め...ロープが無い


ロープ絞首刑


奇跡のロープエスケープ


怒れる京子選手...頑張れ!地元の隣町赤湯の英雄


コーナーの攻防も異質


「フー」も異質


パワーボムすら異質な光景なのです


フィニッシュは,自業自得の裏アキレス腱固め


さらに敗者に追い討ちのマイク

怪我してたのは,実は左足でした

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