竜司Walter自主興行/2011.02.05/東京・東京・新宿FACE⑤

◎第5試合 時間無制限1本勝負
 ●鈴木秀樹[UWFスネークピットジャパン](5分10秒 場外KO)スーパー・タイガー[リアルジャパン]○
 *バック・スピンキック
★第5試合は期待の鈴木vsタイガー戦だったが...。
バトラーツを観ている人には両者の実力は解ってると思うが,はっきり言ってどっちも滅茶苦茶強い。 石川選手,タイガー選手,鈴木選手は現在のバトマットでの三強と言っても過言では無いほど実力が抜けている感じだ。
その中の二人がシングルで闘うのだから,バトラーツファンとしてが期待せずにはいられない。 最高のマッチメークに胸躍るが...客席の雰囲気に一抹の不安が。
試合はジックリとしたグランド戦で始まった。 どんどん発展していくグランド戦を期待したが,客席からは野次が飛ぶ。
なんか竜司興行の御客さんは短気な人が多いのかジックリとしたグランド戦は御気に召さないようだ(苦笑)。
己のスタイルを貫くのもプロレスラーならば,客のTPOに合せるのもプロレスラーだ。 結局バトラーツファンも,きっと本人達も望まないような試合内容が続く。
技には沸くが,旨味のある間には野次...バトラーツ・ルールじゃない方が良かったんだろうな。 シンプルだけど奥が深いバトラーツ・ルールなんて,ここの客には勿体ないよマジで。
もうK-1でも某メジャー団体でも行ってくれよ...と思いながら,切ないリングを眺めた。
試合は鈴木選手の豪快なサイド・スープレックス,ダブル・アーム・スープレックでダウンを奪われながらも蘇生したタイガー選手が, バック・スピンキックで鈴木選手を場外に蹴落とし場外KO勝ちをおさめた。
極上のカードだけにバトラーツマットで観たかったなあ。 アホでも解るように試合するのは大変なんだろうな。
リアルジャパンなんかでタイガー選手が「しょっぱい」とか言われてしまう意味が少し解ったが,選手じゃなく客がしょっ...ふふふ(笑)。
なんか悔しい一戦だった。 だって試合が終わった直後頭抱え込んでしまったもん。


“怪物”鈴木選手


バトファン垂涎の試合






ブレインバスター


サイド・スープレックスでダウンを奪う


ダブル・アーム・スープレックス炸裂


場外KO決着



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