WMF/2004.2.11/東京・後楽園ホール⑥



第6試合 45分1本勝負
●ガルーダ(14分42秒 片エビ固め)池田誠志○
*ショートレンジ・ラリアット
★面白かった。熱かった。この日のベストバウトだ!!お互いにWMFを胸に輝かせながら入場してきた。ヤマモさんのコール時にはベスト・オブ・ザ・マーベラスフューチャーとコール。まさにその通りな試合になりました。他団体で経験をつみ色物から脱却し上り坂の池田選手。いつもWMFを考え戦っていた。WMFを背負うはずだったガルーダ選手。怪我で思うように戦えなかった。復帰してまだわずか。このリングで何かを残す...そんな思いを勝手に感じながら見ました。池田選手はベーシックなレスリング。ハデじゃないながらしっかり相手にダメージを与えていきました。このじっくりとした攻めがフィニッシュに生きたんだろうなあ。ダイビング・セントーンは不恰好ながら説得力十分だったなあ。ガルーダ選手は素晴らしい空中殺法を披露しました。トぺ・スイシーダなんかは一直線ながらインパクトの寸前にグオっと舞いあがる感じだし,セカンドロープからトップにひょいと乗ってのミサイルキックも最高でした。ただちょっと心配だったのは,池田選手にバックドロップ3連発かけられた時でした。バンプをとるにも首をかばって取らなきゃいけないってのはレスラーとして大変だなあと。片腕で首を保護して投げられるというような...3発目は間に合わず結構ヤバかったんじゃあ。ただそれでも立ち上がって行くガルーダ選手...感動です。終盤ケブラーダを決め,リング内でもリードしていたガルーダ選手。何度もフィニッシュになりそうになるも池田選手がめちゃめちゃ粘って負けません。池田選手も反撃をしどっちが勝ってもおかしくない状況に。最後はガルーダ選手は足にきてたのか池田選手にぶつかり倒れると,それを引き起こされ強烈なショートレンジ・ラリアットでフィニッシュ。なんと池田選手の勝利。やはりみちのく等でつんできた経験は確実に池田選手を成長させていたんだなあ。マジで素晴らしい試合でした。熱かった。技のミスとかも多かったけど魂と魂のぶつかりあいのような。プロレスは美しい攻防もプロレスだけど,不恰好でも魂がぶつかり合えば素晴らしいプロレスになるんだというのを再認識させられた試合でした。本当にWMFを感じる素晴らしい試合でした。退場時池田選手が自爆ダイビング・セントーンをやった。未来へ旅立つように...。


池田選手
うお~!!


ガルーダ選手
きゃ~!!





ロープに振る


立て~!!


コーナーでチョップ


ラ・ケブラーダ
足だけ...


ダイビング・セントーン


ファイアー・バード・スプラッシュ
ちょっと失敗。


試合後


フラフラな池田選手


勝った池田選手

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