WMF/2005.5.14/東京・バトルスフィア東京①
◎第1試合 20分1本勝負
○ミスター雁之助(8分16秒 逆片エビ固め)椹木健二●
★濃密かつ基本的なレスリング戦でした。雁之助選手の厳しさと,椹木選手の若さのぶつかり合いが最高でした。序盤は教科書のようなグランドレスリング。時間がたつにつれ雁之助選手が圧倒していきました。"クロスフェイス"や"変形STF"が拷問のように椹木選手に襲いかかりました。どれも背骨が折れちゃうんじゃないかって曲がり具合でしたが,なんとかこらえる椹木選手。コーナーへの雁之助選手の攻撃をかわすと椹木選手が反撃。気持ちで撃って行くドロップキック&ミサイルキックは素晴らしかったです。とどめとばかりにムーンサルトプレスを狙いますが...待っていたの勝利の2文字ではなく"剣山"。レスリングした上での大技ながら「もっとダメージを与えなきゃ決まらないよ」っていう雁之助選手の厳しいムチのように思いました。最近は新人なのにレスリングもやらず飛び技ばっかの選手(苦笑)もいますが,こういった第1試合での姿勢は素晴らしいと思いました。ムーンサルトを迎撃された椹木選手に余力はなく,最後は強烈な"投げっぱなしパワーボム"から"逆片エビ固め"で絞められてギブアップ。なんか"プロレスらしいプロレス"って感じでした。やっぱプロレスはこうでなくっちゃ!!
雁之助選手
クロスフェイス
拷問変形クロスフェイス
ムーンサルトプレス...待受ける剣山
フィニッシュ...逆片エビ固め
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