WRESTLING DREAMERS/2008.04.05/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ③

WRESTLING DREAMERS/2008.04.05/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ③

◎第3試合　トーナメント１回戦・ノータッチルール　時間無制限1本勝負
　はやて＆清水裕介vs勝見尚宏＆櫻井大介
　○はやて(7分02秒　ハヤティーナⅡ)櫻井大介●
★団体の代表であり経験豊富なはやて選手と,グランプリ準優勝の清水選手が組むのだから勝見＆櫻井組がまともに勝負したらなかなか勝ちはないだろう。
だから何を考え,どんな作戦を仕掛けるか。プロレスにおいてタッグマッチでは個々の実力も重要だが,そういった戦略なども非常に重要なウェイトをしめる。その事を非常に良く感じた一戦だった。
勝見＆櫻井組はいきなりの奇襲ではやて選手をリングから追い出す。さらに速攻に速攻を重ね清水選手を追い立てていく。そして徹底した腕殺し...清水選手の左腕が集中を放火を浴びる。この試合による腕殺しがこの後も清水選手を苦しめる事に...。
練りに練った作戦で勝見＆櫻井組の勝利がちらつき始めた。勝見選手の確かな動きと考えるプロレス。はやて選手さえもきって取った櫻井選手の反応速度。個々の実力を生かし,さらにタッグとしての連携や戦略も素晴らしかった。
そんな勝見＆櫻井組の猛襲にはやて選手は奥の手とでも言うべき“強さ”で応戦していく。清水選手を助けに入ったニースタンプでのカットから始まり, 強烈なケブラドーラ・コンヒーローの連発。
そして最後は完全無欠とでも言うべき複雑なジャべ“ハヤティーナⅡ”がガッチリ極まりたまらず櫻井選手がギブアップ。せっかく積み重ねてきた勝見＆櫻井組の戦術も気持ちも一発のジャべで完全に叩き潰したはやて＆清水組が決勝戦へと駒を進めた。