WRESTLING DREAMERS/2008.06.07/東京・新木場1st RING③
◎第3試合 30分1本勝負
●松本直己(11分54秒 北斗原爆固め)佐藤智也○
★第2試合に続きドリーマーズファンにはたまらないカードが実現。
この試合も一瞬の油断が命取りになるような緊張感に包まれる。
松本選手はアマレスのテクニックで佐藤選手をコントロールし,
さらにサブミッションで攻め込んでいく。
一方の佐藤選手は上背を生かしての攻撃と,
松本選手の攻撃を食らわないぞって気持ちが最高でした。
そう佐藤選手は負けず嫌いっぽい...さらに松本選手も。
だから両者の負けたくない気持ちが客席にもビンビン伝わってくる。
両者の攻防は時間の経過と共に熱を帯びてくる。
決して綺麗な試合じゃない攻防...だけど,気持ちが伝わる。
そんな気持ちが試合を最高のものへと昇華させた。
最後は佐藤選手が気持ちを込めたノーザンライトSHで3カウントを奪い勝利した。
ギリギリで肩をあげようとした松本選手だったが,時すでに遅しだった。
唐突に決まった感がある人も多かったせいか会場には「え?」って雰囲気も出ていた。
しかし,このフィニッシュもまた素晴らしかった。
ギリギリの気持ちの前に出た意地の張り合いのような攻防だから。
そしてしっかりしたクラッチとブリッジがあったから,
スープレックスの衝撃と技の特性で3カウントが入った。
いまや繋ぎ技になってしまったノーザンライトSH...今ではノーザンライトボムの方が「ノーザンライト」
って感じだろう。
しかし,キチンと使うことによって十分に説得力のあるフィニッシュになる。
技の先入観を覆し見事な孤を描いた素晴らしいフィニッシュでした。
最高の試合と最高のフィニッシュ...とても素晴らしい試合をありがとう!!
握手で始まる
レスリングの攻防
サイドヘッドロック
がぶる
意地の張り合い
フロント・ネックロック
しつこく絞め続ける
再びフロント・ネックロック...
...それを持ち上げ水車落し
両者ダウン!!
膝十字固め
足のフックでさらに極める
フィニッシュ直後
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