WRESTLING DREAMERS/2009.05.24/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

WRESTLING DREAMERS/2009.05.24/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

◎第4試合　ドリーマーズルール　45分1本勝負
　はやて＆マッチョ☆パンプ[FREE]＆浜谷清志vs守部宣孝＆松本直己＆広瀬　隆　○マッチョ☆パンプ(17分24秒　片エビ固め)松本直己●
　*マッチョ☆エルボー
★セミは役者が揃い大盛り上がり。
はやて選手,マッチョ☆様と組んだのは,大抜擢の浜谷選手。相変わらず歯を食いしばり,奮闘する姿には沢山の声援が飛び交った。
はやて選手は赤い車両が素的だった! さらに赤が映えるような熱いファイトがたまらない。守部選手との意地の張り合いのような攻防は,ドリーマーズのレスリングを象徴するようだった。
マッチョ☆様は,久々のドリーマーズで大暴れが凄かった。ドリーマーズでのマッチョ☆様は,地力や凄みを魅せてくれるのでアル意味レアだ。けど,それがマッチョ☆様本来の魅力なのかもしれない。躍動感溢れる動きや,若い対戦相手との熱い攻防が素晴らしかった。
対する若手軍は守部選手をリーダーに前回大会の準決勝で負けたながらも素晴らしい活躍をした松本＆広瀬組が合体。キャリアでは劣るものの,それを補って余りある若さと気持ちが素晴らしかった。
広瀬選手は得意の膝も冴え渡り,さらにマッチョ☆様とのぶつかり合い等,自身の特性をいかしたファイトを展開。まだまだ底が見えて来ない広瀬選手だけに,キャリアのある選手達とのぶつかり合いは刺激的だった。
松本選手は,ベテラン相手にも気持ち負けしない相変わらずの“そんぴんファイト”。さらにテクニカルな動きも素晴らしい。浜谷選手のダイビング・レッグラリアートをキャッチしてアンクル・ホールドで切り返したのは凄かった。前回のトラースキックのカットプレーをキャッチしたのに続き凄いな。
守部選手はレスリングを確かめ楽しむような全開ファイト。なかなか試合を観る機会が無くなった守部選手だが,毎回毎回素晴らしい動きを魅せてくれる。試合勘を戻しながらの戦いは大変だろうが,そうやって試合中に素晴らしい動きを魅せるのだから, やはり素晴らしい素質を持った選手なんだろうなあ。
試合は両軍激しいぶつかり合いが続く。しかし,徐々にベテラン軍がペースを握ると,最後はマッチョ☆様が怒涛の追い込み。
超ハイアングルのマッチョ☆ボトムから,タメ無しでエグく突き刺さる二度目のマッチョ☆エルボーで松本選手をくだした。
マッチョ☆エルボーがフィニッシュになるって,なかなか無いので貴重だった。普段は試合の途中で魅せる要素の強い技だが,大事に大事に最後の最後でフィニッシュでタメ無しで使用した事に, プロレスに...そして,ドリーマーズに対する愛を感じた。