WRESTLING DREAMERS/2010.02.06/東京・新木場1st RING③

◎第3試合 30分1本勝負
 平原和幸&勝見尚宏vs浜谷清志&杉原宗一郎
 ○勝見尚宏(8分45秒 変形ストレッチ)杉原宗一郎●

★第3試合は先輩コンビ平原&勝見組に,フレッシュ?な浜谷&杉原組我挑む一戦。
挑むと言っても浜谷選手はGPベスト4なのだから,キャリアこそ少ないものの, 実際や人生経験はナンバー1である。
そんな浜谷選手の気迫溢れるファイトと,勝ちたいが為の集中力は最高だった。 ベスト4には理由がある!!
特にカットプレーの速さには目を見張るものがあった。 タッグパートナーが一番下のキャリアで,この日が復帰戦の杉原選手ってのもあったが, 最高のフォローをしていた。
フォローされてばかりの杉原選手だったが,伸びのあるドロップキック等素質の高さを 匂わせる動きを魅せていた。 ルックスも良いし,この先が楽しみだ...と,この時は思っていた。
対する先輩コンビは安定した強さを魅せるも,どこかフワフワしてるというか... 形容し難い微妙な感じなんだけど...。
最後は少しお腹が出てきた勝見選手が変形ストレッチで勝利した...けど, 負けたチームの方がコンディション&集中力が上回っているように感じた一戦だった。
さて,この試合で復帰した杉原宗一郎選手だが,この日で退団だったようだ。 現在2月11日(木)なのだが,週プロモバイルの記事で発表されていた。
週プロモバイルより抜粋
『杉原宗一郎改めSOICHIROが週プロ編集部を訪問』
10日正午、レスリングドリーマーズを2月6日付で退団し、フリーとなった杉原宗一郎改めSOICHIROが 週刊プロレス編集部を訪問。
フリーレスラーとしての意気込みを語った。
08年12月にレスリングドリーマーズでデビューしたSOICHIROだが 「もっとたくさんの試合に出たい!」という思いから退団した。 「団体の大小問わず、とにかく試合に出たいです。使っていただけるのであれば、 どこでも行きます。自分には知名度も実績もないので、いきなり使うのに不安 であればダークマッチやエキシビジョンでも構いません。 まずは一度試しに使ってもらいたいです!」と意気込みを語った。

...ひじょうに残念です。
若い選手にはキャリアを積む事は大事だからなあ。 フリーになって良いキャリアの積み方をして頑張ってもらいたいです。
残念だけどね。
ドリーマーズは月一興行を基本とし,他との交流の無い団体。 ゲスト選手も限られている。
その影には複雑な事情もあるだろうし,はやて選手の考えもある。
確かに試合数は少ないからプロレスだけで飯を食う事は難しい...けど,インディーの選手 のほとんどがそうなのではないだろうか。 試合経験が積めないのも事実。
しかし,ドリーマーズにいれば確かな指導者のもとに練習も出来るし,試合も 大人達の目が光っているから緊張感も薄れない。
他と交わらないと言っても,プロレスの基本は純血であり,団体プロレスなら当然の事。 他所と交わらず精度だけ上げたアクションショーのようなプロレス?をしている団体とは違う。
ドリーマーズは精度を上げるのではなく,凌ぎを削り合う...だからこそ闘いが前面に打ち出され面白い。
何処の興行を見ても同じメンバーに似たようなカード。 一時期の女子プロのようになって来た男子プロレス。
そこに主義主張はあっても,俺にはどうにも薄味に感じる興行ばかり。 同世代の人間が集まって,激しく楽しくワイワイやっている映像等を観ては,学生ノリに感じてしまう。
そこに大人となる人間がいるかいないかはとても重要な事と個人的には思っている。 まあ,いない方が楽なんだろうけど。
みちプロにはサスケ選手や人生選手がいる,バトラーツには石川選手がいる,ドリーマーズにははやて選手がいる。 そういった今風に言えば“うざい”存在があるからこその緊張感や戦い...そして安心感が生まれる。
杉原選手の退団は本当に残念だ。 けど,元ドリーマーズなのだから頑張って欲しい。 道を踏み外さず,真っ当なプロレスを見付け,精進していって貰いたい。



浜谷&杉原組


平原&勝見組


腕を取る




変形コブラツイスト


サソリ固め


ミドルキック炸裂


ストレッチ・マフラー・ホールド


トランス・レイヴ


杉原選手のドロップキック


フィニッシュは,変形ストレッチ

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