WRESTLING DREAMERS/2010.05.29/東京・新木場1st RING⑥
◎その他&観戦後記
★試合後も悔しそうな若手軍だったが,最後はノーサイドで握手。
各選手健闘を称えあった。
その姿に多くの拍手が注がれた。
ドリーマーズにはお決まりの掛け声も拍手も無いけれど,素晴らしい試合に対する大きな拍手が沸き起こる。
そんな会場に居れた時は,プロレスファンとして最高に至福な時だ。
エンディングでは,はやて選手がマイクを握り息を切らせながら興奮気味に熱く語った。
そして大会名の“STAND”に込められた思い。
立つ・立ち上がる・立たせる...素晴らしい意味と,それを理解し試合に反映させた選手達に対し,
改めて凄さと素晴らしさを感じた。
続いて清水選手がマイクを握り悔しさ溢れる言葉を発した...もっとガツガツしてもイイ感じなんだろうけど,
そこがドリーマーズの人間教育が行き届いたところなのかもね。
一旦ノーサイドになって握手してるからね。
最後の最後は礼と,エンディングの映像で幕を閉じた。
今回のドリーマーズも最高だった!!
とにかく感動したし,最高に興奮した夜だった。
一枚のチケットで様々な色合いの試合を観られた。
キャラクターは無くても,選手達の闘いが色々な色を作り出した。
様々なスタイルに細分化された昨今のプロレスだが,ずっと前は一枚のチケットで色々な感動があった。
昔,プロレスはサーカスだった。
チケットを握り締め何が起きるか解らないサーカスなプロレスに足を運んだ。
テレビの前で何が起きるか解らないプロレスを楽しみに待っていた。
そんな懐かしい気持ちの蘇る夜だった。
ドリーマーズとて細分化されたスタイルだし,そのスタイルを求め足を運ぶ。
しかし,底辺にある闘う気持ちが様々な色を作り出し,細分化されたスタイルのプロレスなのに
サーカスなプロレス興行を魅せてくれた。
女子選手の参戦やイリミネーションも大きな要因だろうが,それを省いても
最近のドリーマーズはサーカスチックになって来ている。
いつの間にかサーカスが落ちぶれ,今のような状況が作られたが,根本にある物さえ失わなければサーカスは
衰退する事は無かっただろう。
忘れちゃ行けないよ,プロレスは闘いだし,勝ち負けあり気って事を。
いつの日か俺達ファンは,勝ち負けだけじゃないと言い訳してきた。
プロレスに対する僅かな引け目がそうさせた。
だけど,忘れちゃいけないプロレスを続ける団体がある限り,いつまでも胸張ってプロレスファンをやっていける。
今大会はマスコミに取り上げられる事は無いだろうが,プロレスにとって凄く大切な大会だったと思う。
そんな場所に居れた事を嬉しく,そして誇りに思う。
...帰りの電車で「面白かった」と何回言ったかわからない。
最高のプロレスを「ありがとう」!!
ノーサイド
はやて選手が挨拶
清水選手が挨拶
チケット...はやて選手ありがとうございました。
対戦カード
次回は7月17日
ROCOCO MANIA
伊藤道場
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