WRESTLING DREAMERS/2011.11.21/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

WRESTLING DREAMERS/2011.11.21/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

◎第4試合　トーナメント準決勝　時間無制限1本勝負
　○清水裕介(9分46秒　変形ラ・マヒストラル)勝見尚宏●
★セミは1回戦で浜谷選手を破った優勝候補であり,ドリーマーズのエース清水選手と, 1回戦でフリーランスの西村選手を破った勝見選手が激闘。
勝見選手は前回大会・休憩前の住吉劇場で大口を叩いたからには, 体で行動で示さなきゃカッコつかない状況。そうやって引けない状況をわざと作ったかは定かではないが,いつも以上に気合が入ったファイトを魅せる。
勝ち上がるためにルードファイトも織り交ぜ,実績上位の清水選手を攻め立てる。
対する清水選手はエースの意識からか？勝見選手を受け止めるようファイトを魅せるが, 勝見選手のペースにかなりの苦戦を強いられる。
終盤に入ると清水選手が雪崩式ＲＫＯ,セントーン・アトミコの必勝パターンで攻めるが,それも勝見選手がクリアーしてしまう。ならばと奥の手の一つＳＴＦで追い込むがタップは奪えず。
逆に勝見選手が我侭な膝小僧を大暴れさせ清水選手を追い込んでいく。
攻めパターンをクリアーされ,タイガーＳＨやトラースキックも警戒されては流石の清水選手も八方塞り。こういった状況に追い込んだ勝見選手は天晴れである。
だが,最後は修羅場を潜り抜けてきた経験の差か？勝ちたい気持ちが勝ったか？リング下の住吉選手の怨念が届いたか？わからないが,清水選手がオクラホマロールのような変形のマヒストラルで丸め込み勝利した。
試合後は余裕すら感じた清水選手だが,結構厳しい闘いだったのではなかろうか。やはりメイン等に多く出場しているだけあって,普段からかなり研究されてるだろうしね。
それにしても,この試合はリング上だけに集中出来なかった。
住吉劇場の流れから,どうしてもリング下でセコンド業務をこなす住吉選手にチョイチョイ目が行ってしまう。休憩時間は,超不貞腐れた感じでリング整備を行っていたしね(笑)。
試合中は清水選手に対して「清水っ!!」と,今までに無かった呼び捨てのゲキ...凄い事になってきた(笑)。さらに勝見選手が劣勢になるとニヤケ,清水選手が勝った直後は超喜んでいた(笑)。
試合後のリング調整は休憩時間と違い軽快な動きでサクサク雑巾がけを行う...その解り易さ面白すぎ(笑)。
素晴らしい試合だったが,それ以上に素晴らしい存在感を出しつつある住吉選手が凄すぎるのだった...。