WRESTLING DREAMERS/2011.11.21/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合 トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
 ●佐藤智也(16分58秒 片エビ固め)永利耕一○
 *ロールスルー・ジャーマン・スープレックス
★メインは1回戦を勝ち抜き,2回戦を不戦勝で勝ち上がった佐藤選手と,優勝の大本命中里選手を 破った永利選手が激突。
両者は何度も戦っているが,いつも期待以上の熱戦を魅せる...ある意味,ドリーマーズのドル箱カードでもある。 昨年のGP1回戦でも対戦しているが,佐藤選手が絶対的な勝率を誇っている。
今年に入り,佐藤選手は格闘路線が多く,永利選手はメインストーリーで闘って来た。 今まであった差が埋まっているのか?それとも広がっているのか?
佐藤選手が2回戦を不戦勝で勝ちあがったため,イーブンな状況での対戦となったのも何かの運命を感じる。
序盤から両者ねちっこいレスリングでせめぎ合う。 やはり寝技では培ってきた物の自信の差か?佐藤選手が圧倒的に支配する。
試合に動きが出てからも佐藤選手の殺気と攻めが永利選手に襲い掛かる。
ドラゴンSHで勝負有りか?と思われたが,それもクリアーする永利選手。 永利選手が身に付けてきたものは,技でも力でも無く,一番は粘る気持ちだろう。
屈強な先輩達に叩きのめされ,悔しさを滲ませ,坊主頭にし気持ちを現した。 そんな永利選手の心の強さが,最後は勝利を手繰り寄せる。
GP制覇の秘密兵器であろう裏投げで佐藤選手の首にダメージをしこたましこませた上で,ジャーマンで3カウントを狙う。 その作戦も見事最後に花が咲き,最後はロールスルー・ジャーマンを炸裂させ, ブリッジホールド出来ないと見るや,すかさずエビ固めで押さえつけ永利選手が勝利し決勝戦に駒を進めた。
二大会連続のメインでのシングルマッチ勝利,この勢いはなかなか止める事が出来なさそうだ。
両選手が体と頭脳を削りあった素晴らしいメインイベントだった。


永利選手


佐藤選手


ガッチリ握手で試合開始


ハンマーロック


手首を極めて腕を絞り上げる


ヘッドロック


離さないヘッドロック地獄


スリーパー


弓矢固め


逆片エビ固め


変形アキレス腱固め




後方回転フロント・ネックロック




複合式アンクル・ホールド








ダブルアーム・スープレックス




ダイビング・エルボードロップ


裏膝十字固め


ドラゴンSH


ジャーマンからの片エビ固め


フィニッシュは,ロールスルー・ジャーマン






この二人が来月決勝で激突

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