WRESTLING DREAMERS/2011.12.17/東京・新木場1st RING①
◎第1試合 30分1本勝負
○焙煎TAGAI[西口プロレス](8分03秒 骨法首落し)タケシマケンヂ[スポルティーバ・エンターテイメント]●
★第1試合は外様同士の対決。
今年は何度か行われた外様対決だが,興行のオープニングを飾るのは,望月選手の欠場で繰り上がった前回大会に続き二度目。
最初から外様同士のオープニングマッチに...両選手に対する信頼と,彼らならドリーマーズの
オープニングマッチを任せられるって期待の現われだろう。
ドリーマーズファンの方なら解るだろうが,ドリーマーズにおける第1試合はかなり重要なポジションをしめる。
プロレス興行において第1試合は大事と誰もが言うが,実際ドリーマーズの第1試合は本当に大事なポジションなのだ。
最近は増えたが,プロレスファン率の低い会場で,いかに客をリングに集中させ,ドリーマーズの闘いへの
第一歩を踏み込ませるか。
本当に大事な試合に抜擢された両者が何を魅せるのか?
どうしても解散したバトラーツを意識しない訳にいかない顔合わせ。
タケシマ選手は御存知最後の格闘探偵団員。
バトラーツ解散後は名古屋のスポルティーバ・エンターテイメント所属になりながら,東京に在住し試合を行っているようだ。
名前もカタカナ表記になった,入場曲も『渡る世間は鬼ばかり』のオープニングテーマ曲を使い,コスチュームも
田吾作スタイルになった。
そんな新しいタケシマ選手は,今まで同様ブレずに自身のレスリングを貫いた。
対する焙煎選手は,なかなかプロレスラーとして上がるリングは無いものの,その強さや外見から判断出来ないポテンシャルの高さは
解散したバトラーツファンこそよく知るものの,なかなか伝わらない事も多いだろう。
だが,前回大会ではお笑い芸人である事をあえて全面に押し出した上で,引けない状況を作りながら客にも闘いを伝えた。
確実にプロレスラーとして成長している焙煎選手は,この試合でも素晴らしいプロレスラーっぷりを発揮した。
両選手とも,やはり見せ場や凌ぎ合いの場所がグランドになるので,試合もグランドを中心にネッチリ濃厚な展開。
極上のプロフェッショナルレスリングに,焙煎選手のユーモラスも加わり最高に面白かった。
最後は焙煎選手がドランゴン・スリーパーから,骨法首落し(胴絞めドラゴン・スリーパー)に以降し勝利した。
タケシマ選手
焙煎選手入場
田吾作スタイル
前方脇固め
アキレス腱固め
「こいつ足怪我してるぞ!!」
腕ひしぎ十字固め
張り合い
ドラゴンスリーパー
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