WRESTLING DREAMERS/2011.12.17/東京・新木場1st RING⑤
◎第5試合 DREAMERS GP 2011 トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
●清水裕介(13分44秒 エビ固め)永利耕一○
※永利耕一がDREAMERS GP 2011 優勝!!
★メインはGP決勝戦。
1回戦で浜谷選手,準決勝で勝見選手を撃破した優勝候補であり,ドリーマーズのエース清水選手。
対戦相手に恵まれたと簡単で言えるようなトーナメントでは無かった。
エースとしてメイン等に出るような選手は,対戦相手からも研究され易い。
それゆえに日々進化しなかればならない...色々なプレッシャーから追われながらも結果を残すべく決勝戦に
勝ち進んで生きた。
対するは,今年は清水選手と共にベテラン勢を倒すべく若手軍を引っ張ってきた永利選手。
力の差を見せ付けられ悔しい思いをし,頭を丸めて再戦に持ち込んだり...ドリーマーズ
で今年一番紆余曲折のあった選手ではなかろうか。
“苦労は買ってでもしろ”とは昔からよく言ったもんで,そういった悔しい思いや経験は
永利選手を強くし,中里選手・佐藤選手という実績&実力十分の両者を見事に倒し決勝に勝ち進んできた。
共に上を倒すべく戦ってきた仲間が,別々の厳しい道を潜り抜け一騎討ちを行う...プロレスの持つロマンや
魅力がギッシリ詰まった決勝戦の顔合わせとなった。
「だっふんだ!」の直後に行われたGP決勝戦だが,客席の雰囲気もセミの余韻や変なおじさんを引きずらず,決勝戦への期待感が包み込む。
客も団体と一緒に成長させてもらってるのもあるが,それ以上にGP決勝戦であり正規軍同士による対決への信頼が格段に昔とは違う。
試合は素晴らしかった。
過去のGP決勝とは少し毛色が違ったが,プロレスの奥深さや面白さを感じる内容だった。
短い試合時間の中で,両者が死力を尽くし勝ちに行く。
なんつうか...両者とも爽やかな若者の風貌なのに闘いは泥臭くて,男心をグッと掴むっちゅううか。
とにかくグッと来る試合だったなあ。
最後は永利選手が清水選手のラ・マヒストラルを切り返し,それを清水選手が切り返し,それを更に切り返し丸め込んだ
永利選手が勝利し,グランプリを制覇した。
最後の攻防は高度すぎて,観ていてどうなってるか解らなかった...いやあ凄かったね。
永利選手が勝った瞬間は立ち上がらずにはいられんかった。
だって会場へ入場の際に永利選手に「今日は頑張ってください!!」って声を掛けずにはいられん試合だったから。
タッグトーナメント制覇~敗北の悔しさ~頭を丸めての覚悟~そしてGPでの栄光...凄い濃い一年だった永利選手が優勝するなんて凄いね。
まさにドリーマーズ・ドリーム!!BLACK STARSへの来年の逆襲が楽しみだ。
永利選手
清水選手
試合開始
ヘッドシザース
ロックアップ
エルボー合戦
キャメルクラッチ
ラクダ固め式フェースロック
変形極楽固め
サイド・スープレックス
ミサイルキック炸裂
テキサス・クローバー・ホールド
セントーン・アトミコ
トラースキック
タイガーSH
ジャーマンSH
試合終了
勝者
敗者
見事なGP決勝戦だった!!
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