WRESTLING DREAMERS/2012.05.26/東京・新木場1st RING・雑感

※はじめに...俺はプロレスを観客なので観客の視点でとらえて来た事や雑誌で読んだりTVで見た 事程度しか知りません。知らない者から観た薄っぺらい感想文ですので,それでも良い方のみ御覧ください。

◎雑感
★ドリマーズの前は,ザギンでミーノー...って事で,今回も銀座の『三州屋』さんで『三州屋の集い』。 残念ながら盟友ふみっちは家庭の事情で不参加だったが,盟友とき兄さんと2人で美味しい料理と酒でほろ酔いに♪
新木場駅で盟友ふみっちと待ち合わせして,盟友とき兄さんの前売りチケットを受け取り立ち話。 そして,ふみっちは残念ながらチケットを買っておいたのに家庭の事情で観戦断念。 チケットを渡し,そのままUターン。
これは来週のみちプロ後楽園で剣舞選手にベルトを奪取して貰わないといけないな。
呑みが足りないので,コンビニで缶チューハイを買って会場で乾杯~♪ 今回は完全に酔っ払い観戦...と言っても後半戦は完全に抜けちゃってたけど。
開始前に次回大会のチケットをゲットン。
開始時間になるとスクリーンに電車の映画CMが流れ,続いていつものオープニング映像。 そして入場曲無しで勝見選手が登場し,見事なハンバーガー節を炸裂させ挨拶を行った。

第1試合はタケシマ選手が所属先のスポルティーバの試合に出る為欠場...Wブッキングだったのか?
よってメインのイリミネーションマッチに出場する中里選手がダブルヘッダーで浜谷選手と対戦。
圧倒的な実力差で中里選手が圧勝すると思われたが,浜谷選手も蹴りと関節技で一矢報いる。 だが,ダブルヘッダーを受けた中里選手の自信通り,巨大な牙城は崩せず。
最後は若干フォームが流れたジャックハマーで中里選手が勝利した。 いつもパーフェクトフォームでジャックハマーを決める中里選手のフォームが崩れたって事は,浜谷選手に苦戦したって事なのかも。

第2試合にはフーテン者がドリーマーズ初登場!! しかも大好きな小野選手だし,対戦相手がバトで成長を観続けて来た焙煎選手...なんか最高だな♪
小野選手のセコンドには大場選手がつき,試合中も大場節を炸裂させ会場の笑いを誘う。 小野選手だけじゃなく大場選手まで来てる豪華さ...メジャー団体で“なんちゃら警察”と, ノーマーシーに続きパクられた?が,やはり大場警察は一味違うよ。 出来ればリングで見たいぜ大場警察。
対する焙煎選手...思い返せば最後のバトラーツ千住の風で,フーテンの池田選手と対戦し,鼻血ドバドバ涙の完敗があった。 あれから時間が経ち,相手は違うが再びフーテン者と対戦ってのは,B系好きには感慨深いと言うか,面白いよね。
試合では小野選手がエグイ攻撃を控え,緻密な戦術とテクニックで焙煎選手を料理していく。 フォールも一度だけ行ったし,縛りを持って試合する小野選手も素的♪
それに対し,焙煎選手も喰らい付く。 正直,焙煎選手が勝てそうな場面は素人目には無かったが,小野選手相手に14分戦ったのは立派過ぎる結果。 フーテンに出場した事もある焙煎選手だが,やはり番付や格付け的には開きがある上の選手だけに,焙煎選手には良い経験になったんだろうなあ。
最後は小野選手が必殺のタコ絡みでシトメた。
そして焙煎選手は泣いていた。 池田戦も小野戦も涙を流した焙煎選手だが,どちらも悔し涙だろうが,ちょっとだけ違う涙なんだろうな。

第3試合は絶賛ブレイク中のくにおくんに,菊地選手が乗っかりつよしくんとしてタッグ結成。 しかもチーム結成初陣にして,負ければチーム解散というキツイ状況。
更に対戦相手がマッチョ☆様とジミー選手と絶対的不利な状況。 勿論試合でも圧倒され,最後はジミー選手の夢限でくにおくんが破れチームは予想通り解散に(笑)。
しかし,ジミー選手の夢限って技名はドリーマーズにピッタリな感じよね。
更にジミー選手は“ジャンボの勝ち”なるラリアットを使うようだが,ジャンボ鶴田選手のラリアットを沢山食らい,ジャンボ鶴田選手に 勝ち星を最も献上してたのは菊地選手だろうし...もしも菊地選手にジャンボの勝ちが炸裂してたら,それも素的だったね。 プロレスは素的だよ。
試合後は“くにおくん劇場”が“くにおくん激情”となり,間に入ったつよしくんのお蔭でカオスな世界になり収拾つかず(苦笑)。 つよしくんの濃厚過ぎるマイクに対戦相手も味方も客もKO寸前なのであった。

セミは因縁の対決となった佐藤vs山本戦。
各大会で何かにつけて山本選手にイチャモンをつけ続けた佐藤選手。 そんな佐藤選手を相手にせず大人な対応を続けた山本選手だったが...遂に一騎討ちするしかないって事になり実現。
一度バトラーツマットで行われたが,その時は爽やかな風が吹くような爽快な試合だった。 だが,今回は爽やかとはほど遠い試合となった。
序盤の激しい張り合いで一気に失速した佐藤選手。 そんな脱力した佐藤選手をコントロールするのに苦悩する山本選手(兄弟子はタカ・クノウ選手)。
それでも情念を彷彿させる弓矢固めや変形(失敗?)のリバース・バイパー・ホールドやクロック・ヘッドシザースを魅せていた。
終盤になんとか佐藤選手も回復して鋭いソバットやミノルスペシャルⅡで反撃したが,それまでは打っても響かない,いや返せない状態だった。
最後は山本選手が羽折り十字固めで絞り上げ,手首を返して捻りあげると,見兼ねたレフェリーが試合を止めた。 結果&内容共に山本選手の圧勝であり完勝であった。
何度か見せ場はあったが,佐藤選手が山本選手に勝つには,色々と足りない物や準備しなきゃいけない事が多そうだ。 だが,それを知れただけでも大きな収穫な気がするが。
試合後は佐藤選手が試合を止めた事をレフェリーに詰め寄ったが...フィニッシュの状況から佐藤選手が脱出し勝利する事は ,限りなくゼロに近い確立だっただろう。 むしろ何も出来ない状態で「参った」しないのは,美徳では無く,ただの負け惜しみ。 大好きな選手だけに,これ以上口ばっかな事にならないで欲しいな。
しかし,二連敗した佐藤選手の巻き返しが,むしろ楽しみになって来た。 プロレスファンは自分勝手で意地悪な生き物なのさ(笑)。

メインは正規軍とブラックスターズのイリミネーションマッチ(OTR無しの負け抜けルール)。
ブラックスターズ圧倒的有利だと思われた試合だったが,正規軍も頭脳を駆使し一矢報いる。
特に,吹っ切れた事で名前だけでは無く,動きまで良くなった“ミスター・カロリーオーバー”ハンバーガー勝見選手が大活躍。 だが...やはりブラックスターズは一筋縄では行かなかった。
結局,奇襲や連携でも勝てない正規軍は,形振り構わずマスク剥ぎや急所蹴りのダーティーなファイトで勝利を掴もうとするが, ブラックスターズの怒りを買い,結局試合は両軍入り乱れ没収試合に。
2対1の状況で完全に正規軍の勝利が無いと思われた中,禁断のダーティーファイトで一筋の光が見えたのに...最後の最後は実に後味の悪い終り方となった。
個人的にマスク剥ぎは大嫌いだが,圧倒的力の差の中,勝つ為の行為としては受け止めれるが,結局試合が有耶無耶になるんだから...残念だった。 スッキリとした形でシングルマッチにこぎつけて欲しかったが...内容はともかく,勝敗はね。

この没収試合の結果,手島レフェリーの判断で次回大会で正規軍vsブラックスターズの3大シングルマッチが決定した。
正規軍の面々には,今度こそ結果を...シングルじゃ厳しいだろうなあ。
実力主義のドリーマーズで大番狂わせは,期待出来ないし。 けど,大番狂わせが期待出来ないのが心地良いんだけどね♪

試合後は,はやて選手と正規軍がマイク合戦。 正規軍は子供じみた口撃を連発していたが,それが逆にはやて選手の怒りに火をつけ恐ろしい事にならなきゃいいが...。
一通りの流れが終った頃,くにおくんが次回大会での試合の事を質問し,一気に会場の緊張感が崩れた(笑)。 しかし,ここへ菊地選手が加わり,会場は別の緊張感でいっぱいに(笑)。 菊地選手の恐怖のマイクで,結局メインの試合の余韻も,正規軍vsブラックスターズの間の熱いものも全部無しな感じに。 面白いんだけど,ある意味興行クラッシャーだな(苦笑)。 その後,焙煎選手のモノマネを挟んで,永利選手がマイク。 ここで永利選手が「気分がイイ」と言ってたが,あの結果で気分を良くしてたら絶対にブラックスターズには勝てないんだろうな。 スッキリ勝利して良い気分になって欲しいものだ。
最後はハンバーガー選手が抜群のハンバーガー節を加えた「WE ARE DREAMERS!!」で濃すぎた内容の 興行に幕が降ろされた。
本当にね濃くて面白かったよ...濃すぎって感じで(笑)。
興行の終了時点で次回大会はシングルマッチ4試合が決定。 残りの選手達は...。 そちらのマッチメークも何気に楽しみだね。

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